電子部品保管庫(マックドライ)

マックドライ(McDry)

デジタル湿度計によるISO-9000 の管理システム。マックドライなら、超低湿処理で高度な品質管理が行えます。

マックドライ(McDry)
特長
  • ドライユニットにより庫内を超低湿に保ちます
  • 静電気防止対策(高抵抗付きアース端子装備)
    保管ケースにたまった静電気を、高抵抗により徐々に外部へ放電させます
  • 用途に合わせて機種を選択(超低湿1%RH・3%RHタイプ)
  • 表示パネルの大きいデジタル湿度計付
  • 全面ワイドドア、透明ガラス窓
グレード 最低湿度 扉の開閉頻度の目安 機種名 用途
G1 1%RH 約20-30分に1回程度 HM型
  • 扉を頻繁に開閉する実装現場のICパッケージの防湿保管
  • 低湿度が特に要求される工程間の防湿保管
G2 1%RH 約30-45分に1回程度 DXU型
  • 通常の実装現場のICパッケージの防湿保管
  • テープフィーダーごと保管庫に収納できるタイプもあります
G3 2%RH 約1-2時間に1回程度 MCU型
MC型
  • 扉の開閉頻度の少ない実装現場のICパッケージの防湿保管
  • 長期のICパッケージ及び電子部品の防湿保管
  • プリント基板の防湿保管
マックドライの使用例(低湿度管理を必要とする製品)
表面実装(SMT)前のICパッケージの脱湿と低湿保管(CSP、BGA、TQFP、TSOP) チップオンボード(COB)の実装時に使用する裸IC及びLSI(ベアチップ)のリードフレームの低湿保管
薄板多層プリント配線板、実装前の脱湿保管、実装後の通電前までの低湿保管 液晶ガラス基板の洗浄後の常温乾燥(水切りの均一性のため)ガラス表面に異物や薬品の再付着を防止し、クリーンに保管
プリント配線板製造工程に使用するパターン、フィルムやプリプレグの低湿保管 吸湿性粉体(ファインセラミックス、エポキシ樹脂、薬品、接着剤、ハンダフラックス等)の低湿保管
実装中の仕掛品の低湿保管、片面実装後 次工程までの酸化防止と低湿保管 CCD(固体撮像素子)の脱湿と低湿保管
電子機器用セラミックス基板やセラミックスコンデンサー等ニューセラミックスの低湿保管 その他、電子部品の酸化(腐食)防止、及び高分子材料の低湿保管など
水晶振動子の製造工程における水晶片、電極材・接着剤等の低湿保管